爪健美活始めよう!
九段下ネイルサロン isola の yuki です。
外を歩いていると
黄色いお花がたわわに咲いたミモザの木。
どこからともなく沈丁花の香り。
桜の前のちょっと地味な春の気配が大好きです。
さて、先日ネイルについて幾つかご質問をいただきました。
せっかくなのでここで少しご紹介したいと思います。
ぜひ皆さんのネイルライフの参考になれば幸いです。
―ご質問ー
やはり爪を短くする際はやすりがいいのでしょうか。
爪切りは使わないほうがいいですか?
またやすりはどのようなものを使えばいいのでしょうか?
― isola よりお答え致しますー
ネイルってメイクと同じように
習ってもいないのに
女性だとある程度出来てしまうんですよね。
でも正しい知識を持ってされている方はごくわずかではないでしょうか。
最低限でも正しい知識を持っていれば
爪に対する接し方も変わり
今感じている爪のトラブルも
案外すんなり解決するかもしれません。
まずはご自分のお爪をよく観察するところから始めてみましょう。
上は普通に見たアングル
下は先端から見たアングルです。
わたしたちの爪は先端から見ると湾曲しています。
湾曲の具合は個人差がありますが大体の人はこのようにカーブを描いているのです。
わたしたちの爪は
こんな薄いプレートの中に
繊維状のケラチンが縦・横・縦と三層に重なり合って出来ているのです。
ミルフィーユのようなイメージです。
ー爪切りを使うとどうなるのかー
爪切りは
カーブのあるわたしたちの爪を
真っ直ぐな歯で上下に挟み込んでカットします。
そうすると爪に余計な力が加わり
衝撃で層が剥がれてしまうのです。
これが二枚爪。
二枚爪の大きな原因は主に爪の乾燥ですが
乾燥して脆くなっている爪に爪切りを使うと層が壊れやすくなるのです。
また、健康的に爪を伸ばすには
爪の長さも大切。
爪切りの刃は大きく、その構造上
爪の先端の角を切ることが難しく
爪の角を切り残す、
もしくは無理やり切ろうとすると深く切り過ぎるので
かたちを整えるのが難しいです。
ーやすりを使うことのメリットー
爪切りは爪に対する負荷が大きいです。
切り過ぎてしまったり
爪をはさみこむことで思いもよらないところに亀裂が入る恐れもあります。
その点やすりを使って爪を削るのは少々面倒に感じるかもしれませんが
切り過ぎることもなく亀裂が入ることもありません。
爪のサイドや先端のかたちも整えやすくなります。
―どんなやすりを使えばいいですかー
爪やすり
皆さんどんなものを使ってますか?
・爪に当たる部分が紙やすりタイプのもの
・メタルタイプのもの
・ガラスタイプのもの
・爪切りの裏
おすすめできないのは
爪切りの裏。
メタルタイプな上に目も粗いので
万が一使っている方はすぐやめられることをおすすめします。
ー使って欲しいやすりはズバリ、紙やすりタイプー
メタルタイプのもの、ガラスタイプのもの
使っている方いらっしゃるかと思いますが
一番のおすすめは紙やすりタイプ。
そのメリットは?
紙やすりタイプのものはメタルやガラスのものと違って
紙でできてるのでやすり自体が柔らかいです。
写真を見ても
しなっているのが確認できます。
このしなりが
爪の先端にフィットし、面で爪を削るので形が整えやすくなります。
逆にメタルやガラスのタイプは固く
爪の先端を一点でしか捉えられず
形が整えにくくなります。
また万が一削りすぎてしまった場合
一箇所集中して短くなってしまう恐れもあります。
けしてメタルタイプやガラスタイプが悪いわけではありませんが
爪やすりは断然紙やすりタイプが使いやすくおすすめです。
ー長い爪を短くするのにいちいち削るのはちょっと面倒くさいー
長い爪を短くする時
一本一本やすりがけは大変ですね。
できればやすりを使うに越したことはありませんが
爪切りは絶対に使わないほうがいいというわけではないのです。
何事も使い方と使うタイミングが大切!
爪はカーブしていますが(2枚めの正面からのアングル写真参照)
水分を含むと柔らかく
少し平らになる性質があります。
ぜひ一度お風呂に入った時と入る前とで
見比べて見て下さい。
この時がチャンスです!
爪切りを使うときは
お風呂上がりなど爪が水分を含んで柔らかくなっている時に使うと
亀裂も入らず負担も少なくカットできます。
ただ気をつけたいのは
柔らかい分いつも以上にカットしやすいので
長さの切り過ぎには注意が必要です。
仕上げにしかっりやすりをかけて
滑らかに整えて下さい。
また爪の先端の角は、やはり爪切りでは刃が大きくて入らないので
紙やすりをお使いになることをおすすめします。
うまく出来ないという時はこういう方法もあります。
ーどのくらいのペースで爪を整えたらいいですかー
爪は長すぎても不便ですが
短すぎるのも実はトラブルのもとにもなりますので
特に爪を伸ばしているのでないのなら
週に一回のペースでやすりがけをするのがおすすめです。
適している長さは
手のひら側から見て指から一ミリ弱見えるか見えないかぐらい。
短くてもお肉と同じぐらいが理想的です。
以前はロングネイルがブームでしたが
今では清潔感もあり且つ実用性も兼ねた
ショートネイルが定着しているように思えます。
ただ短ければいいという訳にいかないのが爪。
爪にも適した長さがあるのです。
今回はやすりのお話なので
それについてはまたいずれお話します。
続きの詳しいお話を聞きたいという方はぜひサロンにて、
皆様のご来店お待ちしております。
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